VRツアーを観光振興に活用するには

2024/01/05

VRコンテンツは今後様々な分野で活用されていきますが、観光振興との相性は特に良いと考えております。

地域によって観光地となる場所はたくさんありますが、従来の一枚写真では伝えきれない情報をVRツアーなら伝えることが可能です。

実際に訪問したことがない場所でもVRコンテンツであれば臨場感を持って体験することが出来ますし、360度周囲を見回す実際の人間の視点に近いので、土地の魅力が伝わりやすいというメリットがあります。

あらゆる観光資源をVRに

具体的に何をVRにすれば良いのかという点については、「観光に関連するあらゆる資源がVR化の候補となる」と当方は考えております。

海や山など自然の自然、寺社仏閣、鉄道、旅館やホテルなどの宿泊施設、文化的な建造物などの施設全般をVRツアーにすることで、世界に向けて魅力をアピールすることが出来ます。

また、一時的に整備して時期が来たら撤去するようなイベントについては、VRツアーにしておくことで、後で見返すことが可能なアーカイブとしての価値を付与することも出来ます。

時間は二度と巻き戻らないため、今の姿をVRで記憶しておけば、未来に向けて資産として残すことが出来るというのも、VRツアーの良さではないでしょうか。

現地へ訪れる前の予行練習として

今の時代、旅行などで現地を訪れる前には、ほぼ間違いなくインターネットで情報収集を行います。

どこにどのような施設があるか、どのような観光資源があるか、資金はどれくらい準備しておけば良いのか、気になることがあれば検索やSNSで調べます。

そのような時に、VRツアーなどのVRコンテンツにアクセスすることが出来れば、より臨場感を持って当日の予定を立てることが出来ますし、訪問前の予行練習としても活用出来ます。

その中に観光地の見どころや豆知識などを入れておけば、それだけで情報収集を完結することも可能です。

VRツアーは、その特性上googleマップのストリートビューにも似ており、それに類する体験で、前もって現地での行動を計画していただけます。

これは、情報の発信側と受け取り側の両者にとって有益なことです。

VRで体験したから現地に行く必要がない?

VRツアーは、VRヘッドセットなどのデバイスを通じて閲覧すると、従来の一枚写真以上に臨場感と没入感のある体験が出来ます。

であれば、VRで体験したらわざわざ現地へ訪れる必要がないのでは? そう考える人の存在も予測出来ます。

が、多くの場合、そうはならないと考えております。いくらVRの没入感が高いと言っても、やはり生身で体験することに比べると、天と地ほどの差があります。将来的にどうなるか分かりませんが、現時点ではVRコンテンツは導入部分としての役割が適切であると考えます。

特に、グルメなど味覚や嗅覚に関する体験は、必ず現地に行かなければなりません。

ですので、VRツアーではいくら頑張っても観光資源の全てを表現することは出来ません。むしろ、その方が良いのです。不完全だからこそ、実際に現地へ訪れるという選択が強まります

VRを導入として現地への集客につなげる

よって、VRツアーは観光振興の導入部分、訪問を考えておられる方の興味を強めるという部分において、特に有用なコンテンツとなります。

もちろん、観光を終えた後の振り返りや知名度の向上、アーカイブとしての役割もあります。その辺りは、どの部分にフォーカスするかによってコンテンツの作り方を変えられますので、可能性は多岐にわたります。

いずれにしても、VRツアーは観光振興において大きな可能性があり、有益なコンテンツであると当方は考えております。

当方が制作する「VRツアー」は、施設の魅力を紹介するための機能を備えており、観光振興のお役に立てるコンテンツを提案させていただきます。

Meta QuestなどVRヘッドマウントディスプレイにも対応しておりますので、Webサイトを通じて観光資源の魅力をアピールすることが可能です。

ご興味を持っていただけましたなら、ぜひ一度、お問い合わせ下さいませ。

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